1c61123de8601a5eaea81b9988f61305ea94d12b

booking

Booking.com

2015年1月3日土曜日

「先端製造業パートナーシップ (Advenced Manufacuturing Partnership)」とメキシコ


「先端製造業パートナーシップ (Advenced Manufacuturing Partnership)」は、分野 横断的な融合技術として①高度なセンシング・計測・ 工程管理、②新素材の設計・合成・加工、③可視化・ 情報処理・デジタル製造技術、④(資源有限性の下での) 持続可能なものづくり、⑤ナノ製造技術、⑥フレキシ ブル・エレクトロニクス、⑦バイオ医薬品製造、遺伝 子情報、⑧積層造形(3D プリンタ)、⑨高度な製造お よび実験装置、⑩産業用ロボット、⑪先端成形加工お よび接合技術を提起する
·
:Advenced Manufacuturing Partnership「Capturing Domestic Competitive Advantage in Advanced Manufacturing」
·
高度なセンシング・計測・工程管理 ● 移動型センサーノード ● 自動制御技術 ● 生産現場や物流の効率改善 ● エネルギー効率、安全性向上 ● ナノ製造、バイオ製造技術への転用 高機能材料の設計・合成・加工 ● 高位合成 ● 材料設計と情報科学の連携 ● 設計期間短縮 ● エネルギー効率改善、枯渇性資源の代替資源開発 ● 次世代コンシューマデバイス 可視化・情報処理技術 ● デジタル設計から材料計画・調達やカ スタマイズ生産へ直接移行 ● 高温での作業や有毒物質を扱う労働者の安全確保 ● 設計・製造期間短縮、省力化 ● エネルギー効率改善 持続可能なモノづくり ● 触媒技術 ● 廃棄物処理管理、リサイクルシステム ● 未利用エネルギーを含む資源利用の最適化 ● 大量生産大量消費を前提としたモノづくりから、省エ ネルギーを促す生産形態への転換 ナノ製造技術 ● ナノ材料 ● 次世代エレクトロニクス・コンピューティングデバイス フレキシブル・エレクトロニクス ● 軽薄、柔軟性のある技術 ● 次世代コンシューマ・コンピューティングデバイス バイオ製造、遺伝子情報 ● バイオインスパイアード材料 ● ヘルスケア、食の安全 積層造形 ● 3D プリンター ● 製品のカスタマイズ化 ● 省資源、耐久性向上 高付加価値な製造・実験技術 ● バイオリアクター、コンピュータ数値 制御など ● 経済性向上 産業用ロボット、自動化 ● 産業用ロボット ● 組み立て、製品検査の作業効率改善 ● 高温での作業や有毒物質を扱う労働者の安全確保 ● バイオ・ナノテクノロジーへの転用 先端成形加工・接合技術 ● 特殊形状の製造を可能にする鋳造、鍛 造、加工、溶接 ● 製品のカスタマイズ化 ● エネルギー効率改善
·
米国・オバマ大統領が就任当初から掲げる「製造業 再興」の方向性は二つある。一つは海外に立地する米 国製造業の生産機能を北米に戻すこと、もう一つは製 造業の技術・資本集約化を進め、先端製造業(Advanced Manufacturing)への進化を促すことである。
·
二点目は、米国製造業の技術・資本集約化を進め、 先端製造業への進化を促すことである。これまで米国 製造業は、北米の高賃金でも立地優位性を保てるよう 技術・資本集約化を進め、新興国にとって模倣が困難 な技術を有する製造業に特化してきた。今後も技術・ 資本集約化を継続し、製造分野での比較優位を保持し ていく。
·
完成車メーカーでは、すでにメキシコで生産を行っ て い る GM、Ford、Chrysler、VW、 日 産 に 加 え、 2014 年にマツダが新規進出し、2016 年に Audi、Kia(現 代)、2019 年(操業予定)に BMW の進出も予定され ている。すでに進出済みの完成車メーカーや第一次サ プライヤー(Tier 1)は工場拡張を計画しており、各 社とも賃金水準の低いメキシコの労働力を活用し、価 格競争力を高めようとしている。
·
さらに 2020 年にかけて、第二次サプライヤー(Tier 2)以下の部品メーカーも進出してくる。その結果、 メキシコの自動車生産台数は 2017 ~ 18 年に 400 万 台、2020 年に 500 万台へと拡大し、中国、米国、日本
·
ドイツ、韓国に次ぐ世界 6 位、もしくは韓国を抜いて 世界 5 位の自動車生産大国となる可能性がある。  北米全体での自動車増産に拍車をかけるのが、2018 年ごろまでに成立が見込まれる環太平洋(TPP)、環 大西洋(TTIP)の 2 つの新自由貿易協定である。新 たな自由貿易協定の発効を契機に、経済成長を続ける アジア太平洋地域への接近を強め、また、北米域内の 貿易、労働力、資本の移動を活発化させて高水準な自 由貿易圏のメリットを広範囲に享受していく。

0 件のコメント: