日本のモノづくりのすごみは、新しい技術を大げさなパッケージで包み込んでアピールするよりも、枯れた技術、進歩が止まったと思われているような分野において、さらに精度を高めてたどり着くミクロン単位の進化をみせることにある。
大沢山温泉に「里山十帖」という高級温泉旅館
以下、USPの本質、切り捨てて顧客を絞り込むこと
他社が物理的に出来ることでも、強い約束をすることで、競合優位を築くことができる。ここに、USPの本質があるわけです。
· USPの核心をズバリ言えば、それは顧客の切り落としなのです。ある顧客を切り落とすことによって、残った顧客に対して強烈なメッセージを作れるようになります。 私たちは、このようなお客を対象にしません。対象にするのは、このようなお客だけです。この構図が成立って、絞り込んだお客は、御社に真の意味で親近感(ロイヤリティー)を感じることになります。 ドミノピザの例で言えば、時間を守ることに価値を見出す顧客に絞ったわけです。言い換えれば、ドミノピザは「旨い!」を重視する顧客は、切り落としているのです。
· 名刺、Webサイト、チラシに始まり、プロモーション動画、告知活動など、全てのメッセージは、USPを軸に組み立てます。USPがある場合には、これらを素早く、作成することが出来ます。 ただここでも、製品、価格、流通ルートを無視して良いわけではありません。バラバラに考えても、一貫性がなければメッセージは訴求力を持ちません。 自社の製品群にマッチしているか? 価格帯にマッチしているか? 流通ルートにマッチしているか? こういう点にも、配慮する必要があります。
· USPは競合優位を生み出す、強烈なメッセージです。ただそれは、マーケティング環境を総合的に考えた上で、作成される必用があるということです。 特に気をつけてほしいのは、強烈なメッセージに仕上げるには、絞込みが必要だという点です。 競合優位だけで考えても、絞込みは不可能です。なぜなら「絞込み=切捨て」である以上、総合的な検討を経ない限り、顧客を切り落とす「勇気」が得られないからです。
· 起業家なら考えるポイントは、自分のキャリアです。ゼロからのスタートと言っても、決してゼロではありません。自分の生き方や個性なども、強みになってきます。
· その上で良いお客を実際に訪問して、「なぜ当社と、付き合っているのですか?」と、聞いてください。
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