2013年4月9日火曜日
気になる南米進出企業 アシックス、ミズノ、デサント
スポーツ用品、南米開拓 直営店拡大・現地向け商品
2013/4/7 0:18[有料会員限定]
スポーツ用品各社は南米で本格的な事業展開に乗り出す。アシックスはブラジルで店舗網を拡大し、ミズノは現地向け商品を開発する。サッカーワールドカップ(W杯)や五輪の開催を控え、南米はブラジルを中心にスポーツへの関心が高まっている。各社は強みのある種目を中心に市場開拓を進める。
アシックスは2016年のリオデジャネイロ五輪を前にブラジルの主要都市に直営店やアウトレット店を出す。現地で人気の高いテニスやバレーボールのシューズなどの販売を強化する。ブラジルでの売上高は12年1~9月で前年同期比約5割増と急成長している。
ミズノは8月にもブラジル専用のランニングシューズを開発し、現地で売り出す。派手な色使いやデザインを取り入れ、1万~2万円の中価格帯の商品にする計画。世界で販売するシューズは年間約1200万足。南米の占める割合は約2割だが、手薄だった価格帯の品ぞろえを充実し、4年後に25%に引き上げる。
デサントは高いブランド力を持つスキーウエアを軸に市場を開拓する。まずチリでスキー用品の販売を始めた。8月をめどにスポーツ用シャツなども投入し、13年以降はブラジルなど他地域にも事業を拡大する方針だ。
ブラジルでは1人あたり国内総生産(GDP)が1万ドルを突破し、中間層が拡大している。国内各社は品ぞろえを増やすなどして、南米での事業を拡大しているナイキやアディダスなど海外の大手を追撃する。
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