酵母はお米の栄養分を発酵させてアルコールにするのですが、よく精米されたお米では タンパク質がほとんど無いため、酵母にとっての栄養分が足りないのです。 このままでは充分に発酵することができません。 酵母はそこで、信じられないような魔法を使います。 なんと酵母は、自ら栄養素を作り出し、足りない分を補おうとするのです。 このとき、酵母が栄養素と一緒に香り成分を放出します。 この香り成分が、なんと、リンゴの香りと同じ成分なのです! すごく不思議なことです! そしてこの華やかな香りが何ともたまらない良い香りなのです。
もちろん、味のほうも、余分なタンパク質がなくなるため、雑味がない、 お米のうまさを充分に引き出した味になります。 そしてこの発酵段階で、微量の醸造アルコールを足すと、より香りが増し味がキリッと 引き締まります。
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