いかなる分野でも他の言語や文化の人と意思疎通することは難しいことであり、実際そう簡単に異文化間の摩擦や誤解は解決できるものではない。交渉の場では、理不尽であっても自分の立場を論理的に主張するしぶとさとタフさがないと、話にならない世界である。南米の人にも日本人と同じような「義」や「情」はあるのだが、それをどのタイミングや状況で使用するかは、日本人とは異なる。その「義」もほとんどの場合駆け引きの材料であり、裏切りと背中合わせである。
僕は、この日本で自分の母語であるスペイン語をいくつかの大学で教えている。今の大学生の多くは語学を学習しても、最低限の一般知識と教養が不足しているので、当然外国語もあまり上達しないし自分のためにモチベーションづくりもできないというジレンマに陥っている。また、外国語で大量の情報を処理し、理解をすることができない。
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