2015年1月18日日曜日

アトキンソンさんは経営改革を進めるだけでなく、今まで手抜きによって迷惑をかけてしまった神社や寺院に、無償で塗り直し


アトキンソンさんは経営改革を進めるだけでなく、今まで手抜きによって迷惑をかけてしまった神社や寺院に、無償で塗り直しをお願いして回りました。神社によっては、10回以上行っても担当者に会ってさえもらえなかったところがあったと言います。
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結局はビジネスです。在庫管理する、納期を守る、仕様を守る、商品の品質を守る、営業もする。そういった、やるべきことをやっていない。きちんとやれば、利益はちゃんと出ます。そのためには、経営者が変わらないといけない。日本の現場の人たちは世界的に見て、本当にレベルが高いと思います。経営者が誠意を見せて仕事をすれば、皆、働いてくれます」



伝統工芸のお客様とはいったい誰なのか?という問いが生まれます。アトキンソンさんが言うとおり、もし伝統工芸とは現代社会で否定された技術であるとするならば、そこには一般のお客様はほとんどいません。 一般のお客様不在で、技術を残すことが目的化された場合、お客様は技術自体=職人であるという矛盾をはらむことになるのです。国の補助金などで保護・支援されている場合にはなおさらです。 そして、一度保護されることが決まってしまえば、一般のお客様がいないため、然るべき評価をされない、だから努力しなくなってしまう可能性があるのです。いずれにしても、何らかの評価軸を持たなければ、現場から努力するインセンティブが奪われてしまうことになります。


観光立国するなら発想の転換が必要ですよね。京都に来た外国人観光客の不満は「英語が通じない」の次が「解説がなく何を見ているのかわからない」。そうした表記や街のゴミ箱、道標、食事場所やトイレの整備などに配慮し、楽しく過ごしておカネを落としてもらって初めて観光立国。ビザを緩和して1000万人を超えたという数字に意味はない。
一、世界ではGDPに対する観光業の貢献度は平均九パーセントだが、日本の場合は約二パーセント 二、国連の数字によると、外国人観光客が最も多いのはフランスで年間八三〇〇万人、次いでアメリカの六九八〇万人 三、日本を訪れる観光客は年間一〇三六万人(二〇一三年)、これは香港(二五六六万人)の半分以下 四、観光業収入を見ると、日本は一四九億ドルで、マカオの二八・九パーセントしかない 五、一人当たりで観光にもっともおカネを落とすのはオーストラリア人。以下ドイツ人、カナダ人、イギリス人、フランス人、イタリア人と続くが、日本には台湾、韓国、中国という近隣国からの観光客が圧倒的に多い

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