キリスト教の持つすぐれた力、危機に対して発揮する強さ、人格的な個人尊重と自由な良心、悪と闘う正義の思想などの善い面
· 超越の一神教といえば、皆さんは、他の宗教を受け付けない唯我独尊の神を思い浮かべるかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。少なくとも、そのような排他的な超越神は、ほんとうの意味で聖書の神ではないと言えます。なぜなら、「超越」とは、神が人間から超越しておられることだからです。
· 「超越」とは、神が人間から超越しておられることだからです。それならば、地上の人間の営み一切を超越しておられるはずです。その人間の営みには宗教も入ります。だから、地上で営まれる人間の一切の宗教活動からも超越しておられるはずです。当然のことながら、それら人間の宗教にキリスト教も含まれます。こうして、イエス・キリストのみ霊は、キリスト教をも含めて、地上の人間の宗教すべてを相対化します。人間のすることで絶対的なものは何一つないのです。
· 欧米とロシアが、アジア地域に武器の激しい売り込み合戦をやっています。ちょうどイランやイラクの中東のように、これからは、アジアが欧米の武器の売り込みと、これを大量に使う戦場に利用されるおそれが多分にあります。というよりも、何もしないで黙って成り行きに任せていれば、必ずそうするように「仕向け」られる危険があります。
· 欧米の介入を招いて分裂と抗争を生じる余地が十分あるからです。経済格差が極端に大きいのも争いの原因になります。分裂させることによって支配するのが植民地帝国の伝統的なやり方だからです。
· 宗教的な寛容が、互いの交流を通じて生まれ、そこから新しい価値観が生み出されるためには、どうしても平和が必要です。このアジアの平和を守り、そこから次の人類を導くような価値観を育てるのが、今の日本に与えられた大切な使命です
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