トルコの料理学校とコンタクトを持ちたかったのは、近い将来、日本の食材や食品をトルコで紹介し普及啓蒙して行く計画を想定してのこと。そのとき、現地の料理学校とのコラボは必須となる。そのときの基盤づくりの一環であった。トルコは食べるものに対して、概して保守的である。海外生活に慣れている人たちにとっては新しいものへの好奇心は旺盛だが、一般の40代・50代以上の人たちにとってはこれまで慣れ親しんだ自国・地元料理が一番である。従って、日本のものをトルコにはそのまま持ち込むことは難しいし、何も努力しなければ日本の食材がトルコの食卓にのぼることは先ずありえない。
海外ビジネスをすすめる際に重要なのは、「アンタルヤにいけば何の産業があるのか。何のメリットがあるのか」という問にシンプルに応えられることです。もちろんその答えは、海外とのビジネス展開の可能性があるものでないといけません。アンタルヤの海外交流できる産業を明確にし、日本語に訳し、日本の海外ビジネス支援機関であるJETROや専門民間企業に仲介を依頼し、セミナーや広報、ビジネスミッションを行うことで、ビジネスの芽がうまれてくることを期待してはいかがでしょうか。
現代のキーワードに「多様性」が挙っています。食の世界でも、お客さんは「私に合うお店」を探し、飲食店は規模の大小を問わず「自分たちのお客さん」を探しています。つまり互いが互いを探し合っている“お見合い”のような状況と言ってよいかもしれません。
· 共感できないもの、信頼関係を結べないものは選ばない。そんな評価軸が少しずつ強まっているこの頃、巨大企業もうかうかとしていられない、そんなところではないでしょうか。
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