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2015年1月23日金曜日

TOSHIRO SUSHI MOTTO DE CHEF


インタビューを受ける理由は、私の料理の広報活動ということではない。目的はただひとつ。外国人から見た日本料理への間違った解釈を正すという事、それだけだ。日本料理、Nikkei料理がブームだというと、ペルーの料理人達は我も我もと、見た事のない前衛的な料理をフュージョンと称して創造する。フュージョンという冠を掲げるとどんなコンビネーションも許されるのか?そんな風潮がここには存在する。融合は私の料理のテーマでもある。しかし、私としては日本とペルーの地勢、天候、歴史、食材の特性、調理法を研究し尽くした上で、絶妙なバランスを醸し出すフュージョンにたどり着き、新しい料理の世界を築いてほしいと願っている。そこを若き料理人達に伝える事が、私ができるちっぽけなペルーへの恩返し。
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取材でこういう話になると、取材者が日本料理とペルー料理の知識をある程度持ち合わせていないと、始まらない。最近では、残念な事に取材者が全く勉強もせずにインタビューへ臨む。しかも、あろう事か、取材者の頭の中には質問の答えがすでに用意されている。そのため例え熱弁を振るったとて取材者の欲する内容でなければ上の空、というケースも少なくはない。何かを発見してやろうとは思わないのか?プロフェッショナルな仕事とは何なのか?
(1) Toshiro Konishi [www.facebook.com]


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