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2008年6月24日火曜日

資生堂の売り場や売り手へのサポート

日本経済新聞の1面に、資生堂が営業からノルマを撤廃し、スーパーや小売店の売り場へのサポートと販売方法のアドバイスを通して、売り上げをあげていくという事が書いてあった。

 旅行業の場合、ホールセラーがリテーラーの売り場や、販売方法にまで口を出すことはないと思う。といういうより、リテーラーの方がホールセラーよりも顧客への対応はしっかりしている、と思う。

 しかし、私の担当しているブラジル人マーケットのリテーラーさんは、10年の歴史もなく、日本にきて初めて旅行業を始めた方々を大半である。その商売の方法は実践的であっても、取り扱い高が大きくなって、人を採用し、あつかう商品も多くなると、途端に破綻し始める。
 いまではITのおかげで、随分と処理できる幅もひろがっていると思うが、いわゆる父ちゃん母ちゃんから抜け出すのは、容易ではない。サポートを進めていく上で大切と思われる事を以下に列挙していく。

1商品一覧を作成する。売りたい商品を中心にメニューをみせる。
いまなら、エミレーツとキャセイ、その間を埋めるのが大韓航空等である。
それ以外のリクエストがきたら、これらの売り筋へお客を誘導しなければならない。

2現金の管理
現金勘定がどんぶりだと、お客の金の管理(過不足)ができなくなる。

3無理な売り込み
とれない席を無理にとったり、あり得ない値段で交渉を進めるのは意味がない。
一時的にはいいかもしれないが続かないサービスはやらない方がいい。

4販売方式を策定していない。
個人の知識と販売経験で売っているので、分業ができていない。
同じ人間が担当するとしても、各部署を想定して、予約、発券、発送、金銭出納と役目を分けるべきだ。

このようにまず経営の基礎ともいえるようなことを中心にサポートをしていく、基礎ができていれば、管理が楽になる、楽になれば、様々なことに眼が届くので、お客の満足度もあがるのである。




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